1100タイプCタンク




 私の所属するクラブで1100を競作することになりました。クラブの事務局から支給されたのは、最初に輸入されたナスミスウィルソン製の二両のランボードが一直線のロコをプロトタイプとしたエッチング板でした。しかしそのまま製作しては面白くないので、キャブの窓を大きくして同時に輸入されたピーコックの同系機(東武鉄道二号機)風にし、デッキは大宮工場製の1040風に傾斜させてみました。またエッチング板のプロトタイプはジョイ式のバルブギアーを持っていましたが、スムースに動作させる自信がなかったので、内側スティーブンソン式という想定にして省略しました。

 このモデルでも前作1025と同じようにエコ−モデルの小型蒸機用パーツなどを多く使って工作の省力化・製作時間の短縮を図っています。動輪はエコ−の10.5ミリ径をはいています。エコーの汽車会社20tタンクに倣って、三点支持のイコライジングしました。モーターはマクソン(スイス製)のコアレスモーターです。ギアーボックスはエコ−製をそのまま使用しています。集電は燐青銅線のブラシを全軸に当てています。

この機関車には、ボイラーとキャブなどはあずき色のマルーン(マッハ・秩父鉄道下半部色)を塗りました。

仕上がりは私の大好きなマン島(英国)の1Bタンクロコを彷彿させるものがあり、大変満足しています。

この機関車の記事はTMS00年2月号に6両の1100系機関車として掲載されました。


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