珊瑚模型のバラキット(旧製品)を組立加工した作品です。 最近発売になった製品では、キット内容がかなり変わっていますので、該当しない部分も多いと思います。 実際に工作の参考にされる方はご注意ください。
機関車
動輪を可動式に改造し、左右二点で支持、先台車中心で一点で支持し三点支持とした。
先台車は固定式のまま。
約1mmオーバースケールの車高を0.5mm下げた。
PFM方式サウンドのコンタクトを第二動輪に組み込んだ。
ギアー比を1:60に変更し、ギアボックスを自作し、モーターをキドマィティーIに喚装した。
キャブ幅・ランボード幅を0.8mm狭くした。
キャブの前後長が約1.5mmオーバースケールであったので、1mm短縮した。
キャブ側面開口部のカーブを修正した。
フレーム先端を0.6mmまで削って薄くした。
パイピングの線径を見直し、一部に精密パイプを加工してエルボなどを設けた。
ドレインコックとその作用ロッド、砂撒き管などを追加した。
排水管?などフレームのディティールを追加。ドロップ製前端梁の厚みを削って薄くした。真空ブレーキホース、ランプ掛けなどを追加した。
前部カプラーは、ダミーのロスト製とケディーの交換が出来るようにした。
バックプレートを設け、デティールを追加した。
テンダー
上回りの幅を0.8mm狭くした。テンダー床板幅はそのまま。
ドロップ製テンダー台車の厚みを削って薄くした。
内部にイコライザーを組み込んだ。後ろの二軸を左右で支持し、前部はドローバーに載せかけて一点支持し、三点支持とした。テンダーの第一軸は線バネで支持した。
PFM方式サウンドのスピーカーを搭載した。
塗装は上まわりは、マッハカラーの秩父鉄道下半部色(赤みがかったマルーン)、煙室などはタミヤカラーの艶消し黒である。下回りはラッカーの艶消し黒を塗った。
なおこれらの工作は、当時、仙台の出羽文行氏からいただいた、同氏の5500キット組み立て作品の工作メモを大いに参考にさせていただきました。
詳細は、TMS459号 82-86 ページに製作記事が掲載されていますので、ご覧ください。