フレーム組立治具

バラキットの場合は、組立済みか挽物のスペーサーで組み立てる構造になっていることが多いですが、スクラッチビルドでスペーサーを使わない場合は、治具を作った方が正確に組上がるようです。過去のTMSの記事などを参考にして、治具を作ってみました。

左の1100用(エコ−などの4ミリ角軸箱用)の治具は旋盤で挽き出しました。パイプは外径5ミリ、内径4ミリの真鍮パイプから切り出したものです。本来ならアルミなどのハンダがつかない材料から作った方がいいのでしょうが、手持ちの適当な材料がなかったので真鍮製です。

これを作ったあとで何か似たようなかたちのものがあると気がつきました。
それは昔の珊瑚の動輪に入っていた挽物製の軸箱です。あれは可動式の場合十分注油しておかないと軸箱ごと回転してまうので、極力オイルレスメタルの角形に交換したので、ジャンク箱に抜き取ったものが一杯ありました。これと外径6ミリ、内径5ミリのパイプをフレーム内幅寸法に切ったものを組み合わせて3ミリネジで締めると簡単に治具が出来ました。右の6500用(普通の5ミリ角軸箱用)治具がそれです。

実際にこの治具を使って6500のフレームを組み立てているところです。定盤の上で治具を使って組み立ててから、ガストーチで全体に加熱した方が半田ゴテを使うより歪みが出ないようです

戻る