Tips & Bugs(雑記帳)

21. 小樽交通記念館にいってきました (98/6/3)


先日札幌に出張した時、仕事の合間をみつけて、小樽の交通記念館にいってきました。しずか号7106が見たくて行ったので、正直あまり期待していなかったのですが、予想に反して大いに楽しめました。

肝心のしずか号7106は、非常に保存状態がよく、展示ホールの中央に鎮座しており、回りに柵もなく、どこでも触ったりのぞき込むことができます。もちろんキャブ内にも自由に乗り込んむことができます。というわけでたくさん細部写真撮ってきました。また展示ホールは二階まで吹き抜けになっているので、上方からも眺めることができます。それで思ったのは、7100は真横から眺めるとあまりスタイルがいいとは感じないのですが、上方から眺めると非常にバランスがとれたスタイルをしていると感じました。

それから展示物でおもしろかったのは、ボタンを押すと扇形庫からOJの機関車が出てきてターンテーブルの上にのって一回転した後、もう一度扇形庫に戻るというアクションを繰り返すのです。またロコも86,96,C62,D51だけではなく、7800や7400、7200、7100などもあるのが嬉しかったです。これらはOJらしく、すべて特注品だそうです。非常に低速性能が優れており、聞くところによるとテンダードライブだそうで、ギャーヘッド付きのモーターでテンダ台車の車輪をチェーン駆動しているとのことで、低速重視の設計がなされているようです。

また明治時代の手宮駅のレイアウトもあり、こちらは1/70ということでした。この縮尺はカツミの弁慶号や開拓史号などの既製品を利用するためかと思いましたが、聞いてみるとすべて特注品だそうです。。機関車は7100以外に7200や7150も走っていました。これらの機関車の走りも非常にスムースですが、だるまやのギャーユニットを使用したテンダードライブだそうです。こちらは線路間に設けられたリードスイッチをセンサーにして自動運転していました。

それ以外には、1/80で制作された手宮高架桟橋の模型がありました。またナローの苫小牧王子製紙の5号機や客車の組立図等も展示されていました。これのコピーは売っていないのか聞いてみましたが、売っていないということで失望しました。やはり欧米の鉄道博物館に比べると資料の頒布という点では見劣りがするようです。

あと実物では、7150や復元された除雪車がありました。また私が訪れた日は場内で運転されているポーター製(1904)のアイアインホース号は残念ながら運休でした。機会があればまた訪れたいと思います。


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