Tips & Bugs（雑記帳）
22. 超音波洗浄器の光と影 (98/11/22)
超音波洗浄器というと以前は業務用や研究用の大きなものしかなくて、高価なキカイでしたが、最近は眼鏡などの洗浄用に小型で安価な超音波洗浄器が市販されています。
今年の春から私も家庭用の超音波洗浄器を購入し、塗装前の洗浄に使用しています。
よかったと思ったのは、隅に入り込んだ汚れやクレンザーで磨いたときの磨き粉の残りがきれいに除去できることです。ただいいことばかりではありません。困ったのは洗浄前にはしっかりついていた半田付けしてあるパーツがポロポロとれてしまうものがあることです。見た目にはしっかりついていてもとれかかっているので、超音波で振動させるととれるのかもしれませんが、以前クレンザーで磨くだけの時にはおきなかった現象です、特に線材でつくったパイピングとかが危ないようです。このあいだロコを塗ったときにも、クレンザー洗浄後はしっかりついていたのに、超音波をかけるとパーツがいくつかとれたのには参りました。完全についていなかったために脱落したと考えれば、私への警告とも考えられますが・・・折角洗浄が終わった車両にまたフラックスを塗ってハンダゴテを当てるのは釈然としない気持ちが残ります。