サウンドシステム用の動輪に嵌めるコンタクトですが、PFM社純正の物にしても、他社製の物にしても、元来大型蒸機用の部品ですから外径が10ミリあり、動輪の小さな小型蒸機に装着するには不向きです。そこで加工の容易なサカツウ製のサウンドコンタクトを加工して小型蒸機に装着していますので、ご紹介します。
旋盤に6ミリ径ぐらいの丸棒をくわえて先端を3ミリ径に仕上げます。私は20年近く前のユニマット3型を使っています。
サカツウより発売されているワンタッチコンタクトをこれにはめこみます。
旋盤で外径を削ります。いきなり大きく削ろうとすると、コンタクトが、どこかへ飛んでいってしまいますので、0.1ミリぐらいずつ少しずつ削ってゆきます。最後に突っ切りバイトで、コンタクトの線の当たる溝を掘っておきます。サウンドコンタクトの外径が8ミリくらいまでは削れるようです。
この作業をドリルレースでおこなうのは、大変危険です。旋盤でおこなうときも、安全眼鏡などを装用して、十分注意しておこなってください。
小型蒸機では、動輪の軸がHO標準の3ミリ径より細いものが多いようです。珊瑚の1000に使用されている11.5ミリ径動輪は、2.4ミリ径ですので、0.3ミリ厚の帯板を車軸に巻き付けて、その上からコンタクトを嵌めています。