22nd National Narrow Gauge Convention 参加記

 以前から本場アメリカのモデル・コンベンションに一度参加してみたいものだと思っていましたが、今回22nd National Narrow Gauge Convention に参加してきましたので、その後訪れたメイン州のナローゲージのことを含めてご報告します。
 今回参加することになったのは、私以外にSさん・Tさんの3名、当日は現地集合ということで、別々のルートで、会場となったロードアイランド州・ワーウィックのホテルに集合ということになりました。
 今回はANAのマイルが貯まっていたので、往復ともビジネスクラスにアップグレードしました。というわけで、楽に座っていけましたが、やはり13時間近くかかってワシントンDCのダレス空港に着いた時には、本当に米東海岸は遠いなというのを実感しました。ここで小さなジェット機に乗り換えてプロビデンスまでもう一時間の飛行機旅行でした。大阪・伊丹空港から19時間で目的地に到着しました。
 コンベンション会場は大きなホテルの宴会場や会議室など9つの部屋を借り切って、クリニック・レイアウト展示・業者のブースが出店されるという大がかりなものでした。850人規模の参加者があるということで、まずその規模に驚きましたが、これでも例年の半分以下、来年のデンバー大会ではこの3倍の規模が予想されると聞いて再度驚きました。
 日程は、朝8時〜12時と夜6時〜10時に会場が開いて、クリニックや展示が行われ、昼間はレイアウトツアーや近場の博物館、観光などに自分で行ってくださいというパターンが3日間続きます。最終日にコンテストの発表などがありますが、この手の大会につきもののパーティーはありません。レイアウトツアーもNMRA大会ではバスツアーが出るようですが、このコンベンションでは、指定された時間に自分でレイアウトを訪問することになっていました。したがって車(レンタカー)は必須です。私はSさんとTさんの車に便乗しました。

クリニック

9/5は、 Realistic Scenery (J.Addison) Airbrushing on a Badget (R.Johnson), SR&RL (L.P.Cornwall) 9/6 は、TREES (D.Kilday) 7mm British Nrw Gg (B.Gelineau) とクリニックに参加してみましたた。Realistic Scenery とかTREESといったレイアウト系は、立見も出る超満員でしたが、アメリカのファンは外国ものには興味が薄いのか7mm British Nrw Ggあたりは閑古鳥が鳴く寂しいものでした。JAMのクリニックとの最大の違いは、演者が何か言うなり、会場から質問やコメントが出て、掛け合い形式で話が進行していくところです。やはりこの辺は学校での授業形式の文化の差でだと思いました。J.Addison氏のフォームとおが屑の粉を使ったシナリー製作技法解説は実演もあって、おもしろかったですが、その他の模型系のクリニックは総論的な部分が多く、個別の技法解説は少なかったので少し期待はずれでした。L.P.Cornwall氏はあのPFM刊"Ride the Sandy River"の著者(もう既に白髪のご老人だった)本人に会えたということで満足。

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