コンテストは、模型を持参してエントリーします。出品作はコンテストルームに2日間展示され、その間にコンベンション参加者が投票をおこない、集計の結果入賞作品が決まります。140作品もの応募があったそうです。Sさんもこのコンテストのミニレイアウト部門に、日本から遠路はるばる持参したレイアウトを持って参加されました。出品作品を見てみるとさすがアメリカのコンテストだけあって、車両では塗装やウェザリングの技術は素晴らしいですが、車両工作でいうと日本のコンテストの方がレベルは高そうでした。出品作の中から印象に残ったものの写真を掲載します。
このシェイも塗装とウェザリングが非常にすばらしいと思いました。Roger
Russell氏 3/8n3 10 Ton Shay
列車部門では、大きなGスケール以上の模型が多い中、On30の作品(Allen K. Littlefield氏 0n30 train)が「山椒は小粒でも・・・」という感じで目立っていました。全体的に見ると確かに45ミリゲージナローのような大型モデルは精密に作り込まれており迫力はあるけれども、少し間が抜けたような印象がありました。
建造物・レイアウト・ジオラマは、やはりこちらの方がレベルは格段に上のようでした。
その中でもSさんのレイアウトはレイアウト本体がくるくる回るというコンセプトが人気を集め、最終的にミニレイアウト部門一位とナローゲージショートライン誌提供のGAZETTE
AWARDに輝きました。そういえば、Sさんのレイアウト写真は撮っていませんでした。すみません。
あと会場では、モジュールレイアウトの展示があり、これではJon Addison氏のSilverton
Central(Sn3)が気を吐いていました。このレイアウトは単純なエンドレスなのですが、実感的なシナリーとストラクチャーに仕込まれた光と音の効果が印象的でした。
小屋の中には光と音のギミックが仕込まれており、実感を盛り上げていました。
HOn30のモジュールレイアウトもありましたが、やはりOnやSnと比べると車両の走行安定性に欠けるような印象でした。下の写真はHOn30のモジュラーレイアウト